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活動を1つに絞る|やることが多すぎるあなたの中心を見つける方法

「やりたいことが多すぎて、どこから手をつければいいかわからない。」 「全部大事な気がして、何も捨てられない。」 そんな状態になっていませんか。

活動が散らかってしまうのは、優柔不断ではありません。 むしろ、いろんなことに真剣に向き合ってきた証拠です。

でも、そのまま走り続けると、どれも中途半端になる感覚が、じわじわと積み重なっていきます。 ここでは、そういう状態にあるあなたと一緒に、活動を1つに絞っていくためのプロセスを、順番に整理していきます。

まず、いま手を出している活動を紙に書き出す

最初にやることは、 紙を1枚出して、いま自分が関わっている活動を、思いつくままに書き出すことです。

仕事の案件、書きかけの記事、声をかけられた勉強会、参加しているコミュニティ、続けている副業や趣味。

全部出し切ってみると、たいてい20個前後になるのではないでしょうか。

「こんなにいろいろ抱えていたんだ」と驚くかもしれません。
頭の中にあるときは、ぼんやりとしか見えませんからね。

でも、紙に並ぶと、活動の散らかり具合が、急にはっきりしてきます。
これだけで、もう半分は答えが出ているような感覚になるはずです。

書き出した活動に、3つの問いを投げかけてみる

書き出した一覧を眺めながら、ひとつひとつの活動に、問いを投げかけてみてください。

この問いは、「やめる・続ける」を判定するためのものではありません。
あなた自身の感覚を、引き出すためのものです。

問い1:この活動は、あなたがいちばん時間をかけたいことか

「あなたがいちばん時間をかけたいこと」は何ですか。
そこと地続きでない活動は、いったん横に置くことを検討してみてください。

問い2:この活動を、5年続けたいか

短期で結果が出るかどうかではなく、5年先も、自分が関わり続けていたいかを考えてみてください。
「いまは盛り上がっているけれど、5年後はわからない」というものは、たいていノーになります。
ここで、半分くらいの活動が、横に移動するかもしれません。

問い3:この活動がなくなったら、自分は困るか

手放すことを想像したとき、「惜しい」と感じるか、「少しほっとする」と感じるか。 その感覚の差が、残すべき活動のヒントになります。

3つの問いを通じて、最後に「やっぱりこれだ」と思えるものが、あなたの中心です。

絞ると決めたあとは、3つのステップで静かに動く

活動を絞ると決めたあとは、急に全部やめようとしなくて大丈夫です。
焦って手放そうとすると、かえって混乱します。
次の3つのステップで、静かに整えていきましょう。

ステップ1:新しい活動には、3か月間手を出さない

活動を整理している期間は、新しいことへの誘い(自分の中の思いつきも)を、いったん保留にしてください。 新しいものに目が向くのは自然なことですが、整理が終わらないうちに手を出すと、手放したい活動がまた増えてしまいます。

ステップ2:いま動いているものは、最後までやり遂げる

抱えている仕事や、約束した予定は、最後までやり遂げてください。
途中で投げ出すのは、関わってくれている人に失礼となります。
丁寧に終わらせることが、次の集中につながります。

ステップ3:離れる場所には、1回だけ顔を出して挨拶する

コミュニティや勉強会には、1回だけ顔を出して、「しばらく離れます」と一声かけましょう。
だまっていなくなるのと、一声かけて離れるのとでは、後味がずいぶん違います。

活動の1点集中化、などというと勇ましく聞こえますが、実際は、こうやって3か月かけて、静かに整理していくことになります。

活動を1つに絞った人が経験したこと

以前、3つの活動を半年かけて手放した方がいました。
SNSの運用、地域の勉強会、別ジャンルの副業。
どれも、まあまあ手応えはあったそうです。
でも、残した1つの仕事に時間を回せるようになってから、その仕事の評判が、ゆっくりと広がっていきました。

1年後に「結局、これだけにしておいてよかった」と話してくれました。

派手に伸びるわけではありません。
でも、必要なだけの仕事が続いていく感覚は、確かにあるそうです。

手放すことは、捨てることではなく、残したものを育てていく時間を作ること。
そう考えると、少し気持ちが楽になりませんか。

まず、活動を全部書き出すことから始めてみてください

「やめる」「絞る」という言葉は、少し強く響きます。
構えてしまって、なかなか手が動かないこともあります。
なので、まずは1枚の紙に、いま自分が関わっている活動を、全部書き出してみるだけでも十分です。
書き出しただけで、「これは残したい」「これはもう、肩に重い」という感覚が、うっすら見えてきます。
そこから先のことは、見えてから考えれば間に合います。

活動が散らかっている状態から、1つに絞っていくプロセスは、一人で抱えなくていいです。一緒に整理していきましょう。

足元を整え直す最初の一歩は、たぶんそのくらいの軽さがちょうど良いです。

渡部忠

ロゴやパッケージ、Webサイト——デザインに関わることで迷っているとき、手がかりになればと書いています。もし具体的に動き始めたいと感じたら、下からご相談ください。

渡部 忠(わたなべ ただし)

デザイナー

  • STUDIO FELLOW — ロゴ・パッケージ・Web・グラフィック・ブランドのデザイン(2004年〜)

長野県安曇野市を拠点に、全国のクライアントと仕事をしています。

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